【ビジネス書】
全世界で累計2800万部の大ベストセラー『チーズはどこへ消えた』待望の続編です。
『チーズはどこへ消えた?』の中で、変化する時代に対応できなかった小人「ヘム」のその後の物語です。
閉塞した状況を打破し、世界の変化に対応するための「6つの法則」とは?
変化に戸惑いためらう人に、おすすめしたいビジネス書です。
全104ページで、1時間程で読み切れるボリューム感が最高です。
読み終えた後には、新しい自分に出会える1冊です。
この本のあらすじ&感想をまとめましたので、よろしかったらご参考にしてみてください。
関連記事『チーズはどこへ消えた?」あらすじ&感想です。 』です。
あらすじ
前作「チーズはどこへ消えた?」では、登場人物の2匹のネズミと2人の小人が、毎日迷路でチーズを探し回り、チーズ・ステーションCで好みのチーズを見つけ、ステーションCを中心に生活するところから始めります。
ある日、ステーションCのチーズがなくなっていることに気付くと、ネズミはすぐさま新しいチーズを探しに出かけますが、小人は呆然と立ち尽くしていました。
やがて小人の「ホー」は、ネズミを追って新しいチーズを探しに出かけることを決心し、新しいチーズを探し当てることができましたが...。
小人の「ヘム」は、消えたチーズにしがみつき、ステーションCに留まっていたのです。
こちらの内容が、前作のあらすじです。
小人のヘムのその後に、何が起こったのか...。
ヘムは、何日もステーションCの近くの自宅にこもって、消えたチーズが現れることを待っていました。
自分の居場所を堅持し、待っていれば、事態は好転すると確信していたのです。
しばらくすると、
どうして自分はホーのように「チースとともに動かなかった」のか?
どうしてホーと一緒に「行かなかった」のか?
と考えるようになります。
家にこもって待っていてもだめだ。
迷路に出てチーズを探すことを決心します。
従来通りの考えをしていては、新しいチーズはみつからないと悟ったからです。
迷路をさまよい、腹が減り、疲れて迷路の中で寝てしまいます。
目が覚めると、目の前に初めて見る小人が居ました。名前は「ホープ」です。
ホープは、赤い石ころのような塊を、ヘムに差し出します。
ヘムは、チーズ以外は食べられないと断りますが...。
少し時間がたち、ヘムは空腹から何も考えずに、小さな赤い塊を拾い上げて、一口かじると...。
カリッとしていながら、ジューシーで、甘くて酸っぱい。
これまでに食べたことがないチーズの味がしました。
ホープは、フルーツ・ステーションAに住んでいて、リンゴがどんどん少なくなっていることに気付き、新しいリンゴを探し回っていたのです。
ヘムとホープは、一緒に迷路を進んでいきます。
ヘムは自分の行動について、自問自答しだします。
なぜ、ホーと一緒にチーズを探しにでかけなかったのか?
ホーが別の物の見方をしていたからだ...。
ホーが見ていたものが、ヘムには見えなかったからだ...。
やがて自分の考え方(信念)が正しいと信じていたから、チーズ・ステーションCに引き留めていたことに気付くのです。
⇒ 信念とは、自分が真実だと信じる考えのことである。
⇒ 古い信念は、あなたを囚人にしかねない。
⇒ 信念は、あなたの足を引っ張るし、あなたを向上させる。
⇒ あなたは考えを変えて、新しい信念を選び取ることができる。
⇒ あなたとあなたの信念はイコールではない。
あなたは自分の信念を選ぶことができる。
⇒ もし可能だと確信したら、あなたは何をする?
⇒ あなたが信じられることには限界はない。
⇒ あるかどうかわからなくとも、あると信じなければならないときもある。
⇒ 自分が考えたことを、すべて信じる必要はない。
ついにヘムとホープは、迷路を抜け出し、新しい世界で日光と涼しい風を感じながら、チーズを! リンゴを! 楽しむことができたのです。
ヘムは、迷路から出ることは、自分の古い信念の檻(おり)から出るのと同じことだと悟るのです。
迷路(古い信念の檻)から抜け出す6つの法則;
- あなたの信念に気付こう。
> 信念とは、あなたが真実だと信じる考えのことである。 - あなたが考えたこと全てを信じてはいけない。
> 「事実」はあなたの物の見方にすぎないときもある。 - 役に立たないことは捨て去ろう。
> 古い荷物を持って新しい探索に乗り出すことはできない。 - 迷路の外に目を向けよう。
> ありそうにないことも考慮してみよう。不可能なことも検討してみよう。 - 新しい信念を得よう。
> あなたが考えを変えても、あなたはあなたである。 - あなたが信じることには限界はない。
> あなたは自分が考えるより、ずっと多くのことを行い、経験し、楽しむことができる。
感想&まとめ
前作の『チーズはどこへ消えた?』では、
なぜ? 変化する時代において、適応できるときもあれば、できないときもあるのか?
そして、どうすれば、変化する世界にもっと素早く、容易に適応でき、もっと幸せになり、もっと成功できるのか?
そのヒントを「迷路の外には何がある?」では、間違った真実にもとづいた信念に気付いたら、それを捨て去り、新しい信念を得ることです。
なぜなら信念は無限にあるのです。
また、信念はとても強力で、その思いが強いと一つの断固した信念が、一つの会社全体を倒すこともあります。
最後に、予測困難な時代において、変化に対応できる信念を、柔軟に持てるような人生を歩みたいと思います。
そのためにも、時間があるときに、この本を何度か読み返したいものです。
よろしかったら是非一読されますことをおすすめします。
最後までご覧くださりありがとうございました。
次回もよろしくです。

『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語
- 作者: スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/02/27
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