【児童書】
小学校の高学年(3~6年生)向きの児童書です。
地球環境問題を切り口に、人類の幸福とは何か?
深く問いかける絵本です。
環境問題や人の幸せを題材にした読書感想におすすめしたい内容です。
文章の中にある読めない漢字にふりがなが振られ、子どもたちが読んでも、十分に良さが伝わる内容になっています。
忙しい大人でも10分程で読め十分に楽しめます。
家族と一緒に読んで頂きたい1冊です。
この本のあらすじ&感想をまとめましたので、よろしかったらご参考にしてみてください。
あらすじ
2012年、ブラジルのリオデジャネイロで国際会議が開かれました。
環境が悪化した地球の未来について、話し合うためです。
世界中から集まった各国の代表者は、順番に意見をのべていきます。
しかし、これといった名案は出ません。
そんな会議も終わりに近づき、南米の国ウルグアイの番がやってきました。
演説の壇上に立ったムヒカ大統領。
質素な背広にネクタイなしのシャツすがたです。
そう、かれは世界でいちばん貧しい大統領なのです。
給料の大半を貧しい人のために寄付し、大統領の公邸には住まず、町からはなれた農場で奥さんとくらしています。
花や野菜を作り、運転手つきの立派な車に乗るかわりに、古びた愛車を自分で運転して、大統領の仕事に向かいます。
身なりをかまうことなく働くムヒカ大統領を、ウルグアイの人びとは親しみをこめて「ペペ」と呼びます。
さて、ムヒカ大統領の演説です。
会場の人たちは、小国の話にそれほど関心をいだいてはいないようでした。
しかし演説が終わったとき、大きな拍手がわきおこったのです。
読書のポイント!
- 私たち人類は、どんな未来を選ぶべきでしょうか?
- 人類が地球の自然と調和しながら生きて行くには、どうしたらよいのか?
- 裕福な社会を追い求めた結果、どうなるでしょうか?
- 家族や友人や他人を思いやる気持ちは、どこにいってしまったのでしょうか?
- 人間にとって何が大切でしょうか?
幾つかのポイントを持って、2~3回読み返していただければ、きっと理解度は上がり、自分の言葉で感想することができると思います。
ウルグアイのムヒカ大統領ってどんな人?
ウルグアイのムヒカ大統領の人物紹介です。
出典元は Wikipedia です。
・名前:ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダーノ
(José Alberto Mujica Cordano:スペイン語表記)・愛称:エル・ペペ
・誕生:1935年5月20日(84歳)
・選挙:2009年11月の大統領選挙で当選、第40代大統領に就任
・任期:2010年3月1日 – 2015年3月1日
・特徴:報酬の大部分を財団に寄付
月1000ドル強で生活
質素な暮らしから「世界で最も貧しい大統領」として知られる
ウルグアイってどんな国?
ウルグアイの一般的な国の情報です。
出典元は外務省HPとWikipediaです。
【外務省HP】
・国名:ウルグアイ東方共和国(ウルグアイとうほうきょうわこく)
通称ウルグアイ・面積:17.6万平方キロメートル(日本の約半分)
・人口:345万人(2017年)
・首都:モンテビデオ(約140万人)
・民族:欧州系90%,欧州系と先住民の混血8%,アフリカ系2%
・言語:スペイン語
・宗教:キリスト教(カトリック)などが信仰されている。
憲法で政教分離,信仰の自由を保障。
【Wikimedia】
面積や総人口は南米の国家としては小規模だが、チリに続いてラテンアメリカで二番目に生活水準が安定しているとされ、政治や労働は南米で最高度の自由を保っているとされるが、近年、銃器を使用した強盗が年々増加するなど治安が悪化している。
2012年のリオの国際会議ってどんな会議?
2012年のリオ国際会議の情報です。
出典元は 国際連合広報センター です。
・会議名称:国連持続可能な開発会議(もしくは「リオ+20」)
・開催期間:2012年6月20日(水曜日)~22日(金曜日) 3日間
・開催場所:ブラジル リオデジャネイロ
・会議内容:テーマ「われわれの求める未来」
持続可能な開発を実施するための具体的措置を載せた成果文書を採択。
1992年「地球サミット」開催20周年と2002年ヨハネスブルグでの「持続可能な開発に関する世界首脳会議」開催10周年を記念する会議。
感想&まとめ
社会が発展することは望ましいことですが、人類の幸福を損なうものであってはなりません。
発展とは、人類の幸せの味方でなくてはならないのです。
なぜならば、幸せこそが最も大切な宝だからです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
次回もよろしくです。