まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」あらすじ&感想です。
【自己啓発書】
人間関係に悩んでいる人に、人間関係の悩みを解決する秘訣がわかる一冊です。
人間関係を主題にしたデール・カーネギーの二大名著『人を動かす』『道は開ける』のエッセンスを、まんがでやさしく一冊にまとめています。
忙し人におすすめしたい一冊です。
この本のあらすじ&感想をまとめましたので、よろしかったらご参考にしてみてください。
あらすじ
「人を動かす」
Chapter 1 “人を動かす”には、まず相手を理解することから
「人を動かす」は、どのようにすれば自分の味方を増やし、自分の利益となる行動を人から引き出せるのかという知恵をまとめた本です。
それは巧妙に人を操る術ではない。
むしろ、誠実に一人ひとりと向き合い、その人に関心を持つことを見て行きます。
⇒ 「人を上手に動かす3原則」とは?(本書を参照ください)
Chapter 2 人に好かれたいなら、相手を大切に思う気持ちを行動に示す
自分に好意を抱いてもらうには、それなりに方法がある。
相手に対して友好的な感情を抱くことはもちろんだが、気持ちはただ思っているだけでは伝わらない。
適切な態度や行動で示すことによって、初めて相手も心を開いてくれるようになる。
好意を自然に表現し、相手からも好意を得る秘訣を見て行きます。
⇒ 「自分を好きになってもらうための6原則」とは?(本書を参照ください)
Chapter 3 相手をやっつけずに、自分の意図を取るのが最良の手
仕事や生活では、人に欠点を直させたり、やり直しをさせたいのに、こちらの意図に従って動いてくれなくて、困る場面もあります。
だが、そんなとき、直接指摘をして指示を出す、という方法は得策ではない。
自発的にそうしたくなる接し方を見て行きます。
⇒ 「衝突を避けつつ前に進む12原則」とは?(本書を参照ください)
Chapter 4 喜んで人が協力するように仕向けるコツ
人を動かす方法の行き着く先は、人を成長させる方法である。
成長とは矯正ではない。
本人が喜んで打ち込めるように、気持ちを誘導してやることが大切です。
それには、相手をよく観察することが求められます。
「人を動かす」を理解する締めくくりを見て行きます。
⇒ 「人の意識を変える9原則」とは?(本書を参照ください)
「道は開ける」
Chapter 5 悩みの性質を知り、悩みを遠ざける
悩まない人はいない。
だが、悩みに支配される人生はつまらない。
どうすれば、なるべく悩まずに生きられるのだろうか。
その答えが「道が開ける」だ。
人は誰にも可能性がある。
ここからは、悩んで消費するエネルギーを、もっと創造的な活動に振り向けるコツを見て行きます。
⇒ 「ためらいと悩みを振り切る5つの対処」とは?(本書を参照ください)
Chapter 6 悩みが多い人は、悩みやすい思考回路を持っている
悩みが多い人というのは、悩むクセ(習慣)が身についてしまっていることが多い。
悩まないようにするには、悩みの種を基本的に解決するよりも、悩みに近づかない生活を実践するように心がけたほうが早い。
整理したその考え方を見て行きます。
⇒ 「悩みやすい思考回路を断ち切る6つの習慣」とは?(本書を参照ください)
Chapter 7 考え方を変えて静かで安定した心の状態を手に入れる
人間にとって、悩みが生まれそうな場面は共通している。
だが、そこで悩む人と悩まない人がいる。
その違いは何かというと、要は心の持ちようです。
悩むとは、過去を悔い、未来を必要以上に心配することに過ぎません。
そんな気持ちを忘れる方法を見て行きます。
⇒ 「静かで落ち着いた心を保つ7つの意識法」とは?(本書を参照ください)
Chapter 8 批判を気にせず、疲れ知らずの人が大きな成果を残す
不当な批判や非難を浴びてれば、誰でも気になる。
しかし、そこでくよくよしたり、相手のことを気にしても前には進めない。
周りの声など気にせず、自分の道を進むための心構えとは何か。
疲れ知らずで、いつも元気よくしているコツを見て行きます。
考え方を変えて静かで安定した心の状態を手に入れる
⇒ 「批判にヘコまず元気でいる8つの習慣」とは?(本書を参照ください)
感想
「人を動かす」では、周囲への影響力を高めて味方を増やすための方法が整理されています。しかし、人を動かすには、自分自身を変えるしかないということが分かります。
人を動かす「人」とはあらゆる人間関係に属する「人」になりますが、その人を動かうには、先ず自分が動くことが重要であることも分かります。
「道は開ける」では、悩みの克服方法について整理されています。
問題には解決できるものとできないものがあります。問題を整理し課題として見えるものは、その課題を解決すると悩みが克服できますが、解決できない問題を考え込む、悩むことは時間とエネルギーを消耗するので、思考回路を見直すことが重要になります。
この本は、アドラーの思想が随所に見られます。
よろしかったら「嫌われる勇気」も合わせて、一読されますことをおすすめします。
最後までご覧くださりありがとうございました。
次回もよろしくです。

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (宝島社新書)
- 作者: 藤屋伸二,nev
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2019/05/10
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