【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
罪や穢れ(けがれ)をはらい清めリセットします!
「大祓」(おおはらえ・おおはらい)とは、人が知らず知らずのうちに犯した罪や過ち、心身の穢れをお祓い(おはらい)し清めるための神事です。
日本人の考えにある、常に清らかな気持で日々の生活を送りたいとの願いからです。
大祓の「大」は「公」を意味し、個人のみならず国のお祓いなのです。
年二度、6月と12月の末日に神社で行われます。
6月を「夏越の大祓」(なごしのおおはらえ)、12月を「年越の大祓」(としこしのおおはらえ)と呼び分けます。
大祓では「形代」(かたしろ・白紙で人形(ひとがた・人の形)を切り抜いたもの)に名前と生年月日(年齢)を書き、それを身体に撫で(なで)て息を吹きかけ、自分の罪穢(つみけがれ)を託します。
【人形の取り扱い】
①人形1枚に1人分の名前と生年月日(年齢・数え年)を書きます。
②その人形を身体に撫でます。
③そして息を3度フーフーと吹きかけ、罪と穢れを移します。
④人形は神社の社務所に直接持参(初穂料・3千円程を添え)するか、郵送(初穂料は郵便局で振込)になります。
それを海や川などに流し、わが身の代わりに清めてもらいます。
3月3日のひな祭りの「流し雛」も形代が原型で、大祓と同じ罪穢をお祓う神事でした。
「てるてる坊主」も形代が原型で、旅の僧や修験者が晴天を祈願するものでした。
=== ここまで約330字です ===
【夏越の大祓(6月30日)】では、大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、人形(人の形に切った白紙)などを用いて、身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を祈るため、茅(ちがや)や藁(わら)を束ねた「茅の輪(ちのわ)」を神前に立てて、これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えます。
【茅の輪】
【茅(ちがや)】はイネ科の植物で、葉先が尖っていて「矛」(ほこ)に似ているので、茅は悪霊を取り除くとされています。
【茅の輪の起源】は『備後風土記』逸文にあります。ある村に、貧しい蘇民(そみん)とお金持ちの巨旦(こたん)の兄弟がいました。
ある時スサノオの神が宿を求めた際、弟の巨旦は泊めさせなかったのですが、兄の蘇民は快く泊めて優遇したのでした。
スサノオの神は蘇民の一家に茅の輪を渡し、「もしも疫病が流行したら、その茅の輪を腰につけなさい」といって去りました。
何年か後疫病が流行した時、そのとおりに茅の輪をつけたら、疫病から逸れることができた故事に基づきます。
【年越の大祓(12月31日)】では、新たな年を迎えるために心身を清める祓いです。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介します。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。
スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。
3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。
よろしかったらご参考にしてみてください。
くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。