【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
順位の一位から由来しています。
常緑針葉樹のイチイの木は、日本では北海道や本州北部などの寒冷地に分布しています。
▶イチイの木
別名は「アララギ」。
長野県松本地方では「ミネゾ」と呼ばれています。
北海道や北東北では方言で「オンコ」と呼ばれています。
イチイの木は弾力性に富み、アイヌはイチイを狩猟用の弓を作る材料に使用されたことで、アイヌ語では「弓の木」を意味する「クネニ」と呼ばれています。
(引用先:ウィキペディア(Wikipedia))
年輪の幅が狭く緻密で狂いが生じにくいので加工しやすく、光沢があって美しいという特徴があります。
▶イチイの木の断面
樹齢27年。周辺部は白太、心材と樹心は赤身、濃い放射状の部分は節目。
(引用先:ウィキペディア(Wikipedia))
▶イチイの木の木材
心材と辺材の差は非常にはっきりしている。心材は濃赤褐色で、辺材は狭く、淡色。成長が悪いので年輪の幅は非常に狭くなっている。老齢のものは木理が通直。保存性は高い。切削が容易なのも特徴のひとつ。丸太は凸凹で、細く、短いものが多い。
(引用先:有限会社高田製材所)
昔、聖徳太子が603年に朝廷官人の位階(冠位十二階)を制定し、その後、仁徳天皇の時代に高官が宮中で手にする笏(しゃく)が、イチイの木でつくられたために、それ以降、この木をイチイ(一位)の木と呼ぶようになりました。
▶笏(しゃく)
笏には、象牙製の牙笏(げしゃく)と木製の木笏(もくしゃく)とがある。
大宝律令においては、五位以上の者は牙笏、六位以下は木笏と決まっていた。
その後、位階に関係なく礼服のときにのみ牙笏を用い、普段は木笏を用いるようになった。
牙笏は象牙や犀角、木笏はイチイやサクラの木材でつくれられた。
聖徳太子は大王(おおきみ)中心の政治を目指し、また中国にも認めてもらうため、冠位十二階の制度を設けて、家柄にこだわらず、貴族でなくとも、能力や功績のある人を役人に登用するのに用いました。
氏姓制度とは異なり、冠位は一身限りで世襲されません。
▶氏姓制度(しせいせいど)
古代日本では、中央貴族や地方豪族が国家(ヤマト王権)に対する貢献度に応じて、朝廷より氏(うじ)の名と姓(かばね)の名を授与され、その特権的地位を世襲した制度です。
冠位の種類によって、朝廷内の新しい序列をつくって点で画期的なものでした。
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▶冠位十二階の制度
冠位十二階は603年に制定され、605年から648年まで行われた冠位です。
日本で初めての冠位・位階であり、この制定により有能な人材登用の道が開かれました。
朝廷に仕える臣下を12の等級に分け、地位を表す冠を授けて、新しい序列をつくりました。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介します。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。
スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。
3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。
よろしかったらご参考にしてみてください。
くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。