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世界遺産検定2級合格の練習問題&解説【基礎知識 ⑧|シリアル・ノミネーション・サイト&トランスバウンダリー・サイト】

こちらでは、NPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」の合格60点に向けて、「基礎知識」について練習問題と解説で必要な情報を紹介していますので、ご活用頂ければ幸いです。(※練習問題は過去問題を参考に作成しています。)

日本の世界遺産」に関してはこちら ご覧ください。 

 

世界遺産検定2級合格ー基礎知識 ⑧:シリアル・ノミネーション・サイト&トランスバウンダリー・サイト

◆ 学習のポイント

遺産登録において、文化歴史的背景自然環境などが共通する資産を、複数まとめて一つの遺産として登録するシリアル・ノミネーション・サイト連続性のある遺産)と、国境をまたいで複数の国個々に登録するトランスバウンダリー・サイト国境を超える遺産)があります。ここでの学習のポイントは、連続性のある遺産と国境を超える遺産の概念を理解することです。

 

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基礎知識⑧の練習問題

1⃣ 「シリアル・ノミネーション・サイト」の説明として、正しいものはどれか。

 

複合遺産にのみ適用される登録方法である

② 『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』はシリアル・ノミネーション・サイトによる登録である

世界遺産リストの不均衡を是正するための戦略である

④ 4か国にまたがる遺産である

 

解答  ② 【難易度:低】

 

 

2⃣ 「トランスバウンダリー・サイト」の説明として、正しいものはどれか。

 

① 真正性と完全性を両方満たす遺産である

② 国境を越えて多国間に広がる遺産である

③ 日本にはトランスバウンダリー・サイトが2件ある

④ 『トンガリロ国立公園』はトランスバウンダリー・サイトである

 

解答  ② 【難易度:低】

 

 

3⃣ 次の文中の語句で、正しくないものはどれか。

ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献は(①フランス共和国)をはじめとした(②7ゕ国)にまたがる(③シリアル・ノミネーション・サイト)である。また、複数の大陸にまたがる世界で初めての(④トランス・コンチネンタル・サイト)でもある。

 

フランス共和国

② 7ゕ国

③ シリアル・ノミネーション・サイト

④ トランス・コンチネンタル・サイト

 

解答  ③ 【難易度:高】

 

練習問題の解説 

▶ シリアル・ノミネーション・サイト

シリアル・ノミネーション・サイトは、文化や歴史的背景、自然環境などが共通する複数の資産が1つの遺産として登録することです。必ずしも個々の構成資産が顕著な普遍的価値を持っている必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていればよいのです。

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』(2015年)は23件構成資産があり、1つの国内全国8県11市)に点在しながら、1つの遺産として登録されています。これが国境を越えるトランスバウンダリー・サイトになります。

 

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一方、『ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献』(2016年)は17件構成資産があり、それが日本を含み7ゕ国に点在して複数の大陸にまたがりながら、1つの遺産として登録されています。このようにシリアル・ノミネーション・サイト大陸をまたがるものを「トランス・コンチネンタル・サイト大陸を越える遺産)」と呼びます。この遺産は「トランス・コンチネンタル・サイト」として、世界初の登録になります。また、国境をまたいでいるのでトランスバウンダリー・サイトになりますこちらは日本トランスバウンダリー・サイト遺産です。

国境や大陸を越える遺産は、法制度や保護制度は各国で差異が大きく、遺産全体の管理・監督が難しいという側面があります。

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トランスバウンダリー・サイト

トランスバウンダリー・サイトは、文化や歴史的背景、自然環境などが共通する複数の資産が国境をまたいで複数の国で登録することです。

自然は本来、国家の概念とは関係なく存在するものです。保護すべき自然が国境をまたぐ際、その国とも協力しながら保護する必要があります。

文化遺産の『ベルギーとフランスの鐘楼群』(1999年)は、かつて1つの民族・文化圏であった地域が、現在は国境で分断され、遺産の保護においてこの概念が用いられ、共同で保護されています。国境をまたぐものは、出来る限り関係締約国が共同で登録推薦書を作成し、共同管理委員会・機関などを設立して遺産全体の管理・監督することが強く推奨されています。

 

▶ 関連記事の紹介

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終わり

世界遺産は、過去から現在へと引き継がれてきたかけがいのない人類共通の財産です。そんな世界遺産を未来へ引き継ぐために、世界遺産を学び理解を深めたいものです。

近年、世界遺産を巡る旅が注目される中、世界遺産の知識があれば旅の楽しみも倍増です。

2020年にNPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」を受験し一発合格しました。次は1級受験を目指し、その対策をブログで紹介して行きます。

初めに2級試験対策の振り返りながら、1級試験対策を掲載予定です。

市販の過去問題やテキストなどを参考に練習問題を作成していますので、高得点や合格確実を目指している方は、他のサイトなども合わせて参考にされることをお勧めします。

また、世界遺産にご興味を持って頂けるような記事も書いて行きますので、ご関心がありましたら、ご一緒に取り組んで頂けると嬉しいです。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。

 

▶ 学習に便利な書籍紹介  

世界遺産検定公式過去問題集1・2級<2021年度版>

世界遺産検定公式過去問題集1・2級<2021年度版>

 
世界遺産検定1・2級公式過去問題集<2020年度版>

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くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

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世界遺産検定2級の出題割合(問題数60問、試験時間60分間)

・基礎知識:20% ・日本の世界遺産(23件):25% ・世界の文化遺産:35% ・世界の自然遺産 ・時事ネタ:10% (※世界の文化・自然遺産の出題範囲は300件が対象です)

初めに基礎知識日本の世界遺産23件を着実に習得して、時事ネタ(試験6ゕ月前からの新聞・ニュースなど参照)も合わせながら、全体の55%を獲得できる知識を身に着けることで、確実に合格圏内に近づきます。頑張れば1ゕ月程で試験対策ができます。