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世界遺産検定2級合格の練習問題&解説【日本の世界文化遺産 ⑪|石見銀山】

こちらでは、NPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」の合格60点に向けて、「日本の世界遺産」について練習問題と解説で必要な情報を紹介していますので、ご活用頂ければ幸いです。(※練習問題は過去問題を参考に作成しています。)

基礎知識」に関してはこちらをご覧ください。 

 

世界遺産検定2級合格ー日本の世界文化遺産 ⑪:石見銀山遺跡とその文化的景観

▶ 登録の概要

・ 登録年:2007年/2010年範囲変更、登録基準:(ⅱ)・(ⅲ)・(ⅴ)、地域:島根県

 

石見銀山(いわみぎんざん)は1526に発見された後、当時、日本最大の貿易港であった博多の豪商神屋寿禎(かみやじゅてい)によって開発が進められました。1533年に神屋寿禎は博多から技術者を招聘し、朝鮮から伝来した「灰吹法(はいふきほう)」という新たな精錬技術を用いて、銀生産量は画期的に拡大しました。灰吹法とは、鉱石を一度鉛に溶かしてから銀を取り出す精錬法です。16201640年代の最盛期には、年間1,0002,000kgもの銀が生産されました。(17世紀初頭、世界の3分の1の銀生産に相当)

 

石見銀山遺跡は島根県のほぼ中央に位置し、銀鉱石の採掘・精錬から運搬・積み出しに至る鉱山開発の総体を表します。世界遺産は、「銀鉱山跡と鉱山町」、「港と港町」、「街道」の3つの分野にわたる14の構成資産からなります。

銀鉱山跡と鉱山町」は、16世紀から20世紀にかけて、採掘から製錬まで行われた鉱山跡を中心に、銀生産や関連する人々の居住地区、これらを軍事的に守った石見城跡などから構成されます。

街道」は、銀鉱山と港との間を結び、銀をはじめ諸物資を輸送した2本の運搬路から構成されます。

港と港町」は、銀の積み出しや銀山で必要とされる諸物資を搬入した港湾とその関連施設、搬出入に関わった人々の居住地区から構成されています。 

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日本の世界文化遺産⑪の練習問題

1⃣ 石見銀山遺跡とその文化的景観の説明として、正しくないものはどれか。

 

① 江戸時代の鎖国政策により、海外で発展した新技術の導入が遅れた

② 遺産には間歩と呼ばれる坑道のほかに、鉱山、集落、役所、港などが含まれる

③ 最盛期の17世紀初頭には、全世界における銀の産出量の半分以上が石見銀山で産出された

朝鮮半島からもたらされた「灰吹法」という精錬法を導入した

 

解答 ③ 【難易度:中】

  

 

2⃣ 石見銀山遺跡とその文化的景観に関する次の文中の語句で、正しくないものはどれか。

石見銀山で用いられた(①灰吹法)は、博多の商人(③吉田松陰)が朝鮮半島から呼び寄せた技術者によって伝えられた精錬技術である。これは、鉱石を一度(③鉛)に溶かし、銀を効率よく取り出すための方法だった。17世紀初頭には、日本に(④全世界の3分の1)に相当する量を産出しており、そのほとんどが石見銀山でまかなわれていたとされる。

 

① 灰吹法

吉田松陰

③ 鉛

④ 全世界の3分の1

 

解答 ② 【難易度:中】

  

 

3⃣ 石見銀山遺跡とその文化的景観に関する「間歩」の説明として、正しいものはどれか。

 

① 銀山労働者が住む集落と銀山を結んだ専用路地

② 銀の流出を防ぐために、弓矢や鉄砲などの攻撃用の設備

③ 銀の積出港までの街道

④ 小規模な手掘りの坑道

 

解答 ④ 【難易度:中】

 

練習問題の解説 

構成資産の概要

◆ 銀鉱山跡と鉱山街

16世紀から20世紀にかけて銅鉱石の採掘から精錬まで行っていた銀山柵内(ぎんざんさくのうち)などの銀鉱山跡、600もの小規模な手掘り坑道の間歩(まぶ)」、鉱山に隣接する谷間で発展した鉱山街や代官所跡、また軍事的に守備していた石見城跡などから構成されています。

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◆ 街道

銀鉱山と港を結び、銀や諸物資の輸送路として機能した2つの街道です。一つ目は、銀山が開発された16世紀前半に、銀山から鞆ケ浦(ともがうら)港に向けた運搬路で総延長7.5㎞程石見銀山街道鞆ケ浦道と、2つ目は、16世紀後半に銀山から沖泊(おきどまり)港に向けた運搬路で総延長約12石見銀山街道温泉津・沖泊街道です。

 

◆ 港と港町

銀の積出港は鞆ケ浦(ともがうら)港と沖泊(おきどまり)港です。沖泊港に隣接する温泉津(ゆのつ)は、温泉地でもあり日本海における最大の港町として発展しました。

構成資産の遺構の周囲には、19世紀まで銀生産や住民たちの生活で使用された新炭材(しんたんざい)の供給源であった森林をはじめ、豊かな自然環境も残されています。鉱山の運営、そして人々の暮らしの様子を物語る景観が、広い範囲かつ良好な状態で保存されており、文化的景観が認められました。

 

石見銀山のMAP

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 (引用先:島根県庁HP、https://www.pref.shimane.lg.jp/life/bunka/bunkazai/ginzan/outline/outline.data/ginzanmap.pdf)

 

▶ 関連記事の紹介

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www.pref.shimane.lg.jp

ginzan.city.ohda.lg.jp

whc.unesco.org

 

終わり

世界遺産は、過去から現在へと引き継がれてきたかけがいのない人類共通の財産です。そんな世界遺産を未来へ引き継ぐために、世界遺産を学び理解を深めたいものです。

近年、世界遺産を巡る旅が注目される中、世界遺産の知識があれば旅の楽しみも倍増です。

2020年にNPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」を受験し一発合格しました。次は1級受験を目指し、その対策をブログで紹介して行きます。

初めに2級試験対策の振り返りながら、1級試験対策を掲載予定です。

市販の過去問題やテキストなどを参考に練習問題を作成していますので、高得点や合格確実を目指している方は、他のサイトなども合わせて参考にされることをお勧めします。

また、世界遺産にご興味を持って頂けるような記事も書いて行きますので、ご関心がありましたら、ご一緒に取り組んで頂けると嬉しいです。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。

 

▶ 学習に便利な書籍紹介 

世界遺産検定公式過去問題集1・2級<2021年度版>

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くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

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世界遺産検定2級の出題割合(問題数60問、試験時間60分間)

・基礎知識:20% ・日本の世界遺産(23件):25% ・世界の文化遺産:35% ・世界の自然遺産 ・時事ネタ:10% (※世界の文化・自然遺産の出題範囲は300件が対象です)

初めに基礎知識日本の世界遺産23件を着実に習得して、時事ネタ(試験6ゕ月前からの新聞・ニュースなど参照)も合わせながら、全体の55%を獲得できる知識を身に着けることで、確実に合格圏内に近づきます。頑張れば1ゕ月程で試験対策ができます。