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世界遺産検定2級合格の練習問題&解説【日本の世界文化遺産 ⑲|古墳群】

こちらでは、NPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」の合格60点に向けて、「日本の世界遺産」について練習問題と解説で必要な情報を紹介していますので、ご活用頂ければ幸いです。(※練習問題は過去問題を参考に作成しています。)

基礎知識」に関してはこちらをご覧ください。 

 

世界遺産検定2級合格ー日本の世界文化遺産 ⑲:百舌鳥・古市古墳群

▶ 登録の概要

・ 登録年:2019年、登録基準:(ⅲ)・(ⅳ)、地域:大阪府

 

百舌鳥エリア(大阪府堺市)にある「仁徳(にんとく)天皇陵古墳大仙(せんだい)古墳)」や古市エリア(大阪府藤井寺市羽曳野市)にある「応神(おうじん)天皇陵古墳誉田御廟山(ごんだごびょうやま)古墳)」などの、4549大小さまざまな古墳で構成されています。

 

資産数の45古墳数の49で数が異なるのは、仁徳天皇陵古墳のような大きな古墳には、陪冢(ばいちょう)と呼ばれる小型の古墳が附属していることがあり、構成資産としてはそれらを合わせて1件と数えているためです。

 

百舌鳥古墳群」と「古市古墳群」の2ヶ所の古墳群には、仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)という日本最大の古墳があることに加え、「前方後円墳」「帆立貝形墳」「円墳」「方墳」など、大小さまざまな4種類の標準的な形式の古墳が見られます。これらの古墳群から、日本の古墳時代の個人の権力の大きさや社会的な権力の構成などを証明できると考えられています。

 

日本の古墳時代には強大な権力構造(ヤマト王権)があり、それを東アジアとの海上交易が行われる時代に、東アジアの国々に対して示す意味がありました。「百舌鳥・古市古墳群」は海上交易の窓口であった大阪湾を望む台地の上にあり、大阪湾を行き来する船からは、港に対して長辺を向ける巨大古墳がよく見えたと考えられています。しかし、日本に仏教が伝わってくると、巨大古墳が作られなくなり、天皇の陵墓を守る役割は寺院に移って行きました。

 

日本の世界文化遺産⑲の練習問題

1⃣ 百舌鳥・古市古墳群の説明として、正しいものはどれか。

 

大阪府奈良県にまたがる約100基の古墳群が登録された

② 構成資産には石舞台古墳が含まれている

③ 日本の歴史的風土を形成する文化的景観として登録された

前方後円墳以外にも円墳や方墳など多数な墳形がある

 

解答 ④ 【難易度:中】

 

 

2⃣ 百舌鳥・古市古墳群に含まれている構成資産として、正しいものはどれか。

 

① 大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)

② 新原・奴山古墳群

③ 荒船風穴

④ 沖出古墳

 

解答 ① 【難易度:中】

 

 

3⃣ 百舌鳥・古市古墳群の説明として、正しくないものはどれか。

 

① 構成遺産には、「応神天皇陵古墳(誉田御廟山古墳)」が含まれる

② ICOMOSとアドバイザー契約を結び推薦書を作成した

③ 4世紀後半から6世紀にかけて築かれた古墳群である

古墳時代の個人の権力の大きさや社会的な権力の構成などを証明している

 

解答 ② 【難易度:中】

 

練習問題の解説 

▶ 構成資産の概要

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百舌鳥エリアには、4世紀後半から5世紀後半にかけて、100基を超える古墳が作られ、構成資産に含まれるのは、その内23基。古市エリアでは130基を超える古墳が作られ、その内26基が登録されています。


◆ 課題

歴代の皇室関係の墓所陵墓(りょうぼ)といい、宮内庁がその管理を行っています。天皇・皇后・太皇太后・皇太后を葬るところを「(みささぎ)」、その他の皇族を葬るところを「」といい、あわせて陵墓と呼びます。また、被葬者の具体的な特定はできないものの、皇族が葬られた可能性のある候補地を「陵墓参考地」といいます。一方、「古墳」は文字通り古い墳墓のことで、誰が葬られているのかは特定されていません。被葬者を特定することを「治定(じじょう)」といい、宮内庁が管理している陵墓の多くは、江戸末期から明治初期にかけて、日本書紀古事記などの記述を基に治定が行われています。

『百舌鳥・古市古墳群』の「仁徳天皇陵古墳」などは、「陵」と「古墳」が1つになっており、「仁徳天皇陵」であることを譲らなかった宮内庁と、被葬者が特定できていないとする考古学者などとの間の折衷案となっています。

世界遺産として「仁徳天皇陵」という名前が出たことで、この古墳で仁徳天皇を埋葬していると学術的にも特定されていると誤解を与えかねないとする懸念が、考古学の専門家などから出されています。

宮内庁が管理する陵墓は、研究者や一般に対して公開されていないため、構成資産名や公開について課題を指摘されています。

 

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終わり

世界遺産は、過去から現在へと引き継がれてきたかけがいのない人類共通の財産です。そんな世界遺産を未来へ引き継ぐために、世界遺産を学び理解を深めたいものです。

近年、世界遺産を巡る旅が注目される中、世界遺産の知識があれば旅の楽しみも倍増です。

2020年にNPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」を受験し一発合格しました。次は1級受験を目指し、その対策をブログで紹介して行きます。

初めに2級試験対策の振り返りながら、1級試験対策を掲載予定です。

市販の過去問題やテキストなどを参考に練習問題を作成していますので、高得点や合格確実を目指している方は、他のサイトなども合わせて参考にされることをお勧めします。

また、世界遺産にご興味を持って頂けるような記事も書いて行きますので、ご関心がありましたら、ご一緒に取り組んで頂けると嬉しいです。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。

 

▶ 学習に便利な書籍紹介 

世界遺産検定公式過去問題集1・2級<2021年度版>

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くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

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世界遺産検定2級の出題割合(問題数60問、試験時間60分間)

・基礎知識:20% ・日本の世界遺産(23件):25% ・世界の文化遺産:35% ・世界の自然遺産 ・時事ネタ:10% (※世界の文化・自然遺産の出題範囲は300件が対象です)

初めに基礎知識日本の世界遺産23件を着実に習得して、時事ネタ(試験6ゕ月前からの新聞・ニュースなど参照)も合わせながら、全体の55%を獲得できる知識を身に着けることで、確実に合格圏内に近づきます。頑張れば1ゕ月程で試験対策ができます。