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世界遺産検定2級合格の練習問題&解説【基礎知識 |練習問題集2】

こちらでは、NPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」の合格60点に向けて、「基礎知識①~⑩」の練習問題集になります。基礎知識の振り返りにご活用頂ければ幸いです。(※練習問題は過去問題を参考に作成しています。)

日本の世界遺産」に関してはこちら ご覧ください。 

 

世界遺産検定2級合格ー基礎知識:練習問題集2(10問)

▶ 以下の問いに答えなさい。

第17回ユネスコ総会において採択された(a)世界遺産条約では、「顕著な普遍的価値」をもつ(b)世界遺産を人類共通の財産として守り伝えてゆくことを示している。世界遺産の登録には、世界遺産委員会やその(c)諮問機関、(d)世界遺産センターなど、多くの機関が関わっている。

 

⑴ 下線部(a)「世界遺産条約」の説明として、正しいものはどれか。

 

発効時は文化遺産のみを対象とする条約だった
教育・広報活動の重要性が説かれている
世界遺産の保護・保全の義務はユネスコにあることが定められている
第二次世界大戦終戦後、最初に発効した国際条約である

【難易度:中】 

 

 

⑵ 下線部(b)「世界遺産」に関連する出来事を起こった順番に並べたものとして、正しいものはどれか。

A.史上初の世界遺産の登録抹消があった

B.グローバル・ストラテジーが採択された

C.世界遺産の登録件数が1,000件を超えた

 

A ⇒ B ⇒ C
A ⇒ C ⇒ B
B ⇒ A ⇒ C
B ⇒ C ⇒ A

【難易度:高】 

 

 

⑶ 下線部(c)「諮問機関」に関し、「真正性」という概念を示したヴェネツィア憲章の考え方に基づき、1965年に設立された機関として、正しいものはどれか。

 

ICOMOS
IUCN
UNICEF
ICCROM

【難易度:低】 

 

 

⑷ 下線部(d)「世界遺産センター」の役割のひとつとして、正しいものはどれか。

 

危機遺産リストの審議を行う
各国から提出された推薦書の受理を行う
世界遺産基金の使途の決定を行う
世界遺産委員会委員国に選定を行う

【難易度:低】 

 

 

⑸ 建造物の保存や修復に関する基本的な考え方を示した「アテネ憲章」の説明として、正しいものはどれか。

 

アテネ憲章で示された修復方法は、ヴェネツィア憲章でそのまま継承された
完全性という概念を示した
アテネ憲章採択の翌年に、ICOMOSが設立された
アテネ憲章では、修復に関して近代的な技術や材料の使用を認めている

【難易度:中】 

 

 

世界遺産に求められる概念である「真正性」の説明として、正しいものはどれか。

 

世界遺産の顕著な普遍的価値を構成するために必要な要素が全て揃っている
人類の歴史において、代表的な段階を示している
それぞれの文化的景観の独自性や伝統を継承している
主に自然資産に求められる概念である

【難易度:中】 

 

 

▶ 以下の問いに答えなさい。

世界遺産に推薦された物件は、諮問機関である(a)ICOMOSや(b)IUCNによる専門調査が行われる。その評価報告書を受け、作業指針が定めた手順に基づき世界遺産委員会の審議が行われる。世界遺産登録に関しては、(c)「グローバル・ストラテジー」や(d)「トランスバウンダリー・サイト」などの新たな戦略や枠組みの見直しが行われることで、概念も変化してきている。

 

⑺ 下線部(a)「ICOMOS」の正式名称として、正しいものはどれか。

 

国際自然保護連合
国際記念物遺跡会議
文化財の保存及び修復の研究のための国際センター
国際遺跡保全技術協議会

【難易度:中】 

 

 

⑻ 下線部(b)「IUCN」の正式名称として、正しいものはどれか。

 

国際自然保護連合
国際記念物遺跡会議
文化財の保存及び修復の研究のための国際センター
国際遺跡保全技術協議会

【難易度:中】 

 

 

⑼ 下線部(c)「グローバル・ストラテジー」の説明として、正しいものはどれか。

 

世界遺産条約を締結していない国から世界遺産登録を認めている
世界遺産を持たない締約国からの登録強化などの方針が示されている
自然遺産の登録を抑制する方針が示されている
世界遺産の登録数の上限を設けることの必要性を示している

【難易度:中】 

 

 

⑽ 下線部(d)「トランスバウンダリー・サイト」の説明として、正しいものはどれか。

 

真正性と完全性を両方満たす遺産である
国境を越えて多国間に広がる遺産である
日本にはトランスバウンダリー・サイトが2件ある
『トンガリロ国立公園』はトランスバウンダリー・サイトである

【難易度:低】 

 

 

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終わり

世界遺産は、過去から現在へと引き継がれてきたかけがいのない人類共通の財産です。そんな世界遺産を未来へ引き継ぐために、世界遺産を学び理解を深めたいものです。

近年、世界遺産を巡る旅が注目される中、世界遺産の知識があれば旅の楽しみも倍増です。

2020年にNPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」を受験し一発合格しました。次は1級受験を目指し、その対策をブログで紹介して行きます。

初めに2級試験対策の振り返りながら、1級試験対策を掲載予定です。

市販の過去問題やテキストなどを参考に練習問題を作成していますので、高得点や合格確実を目指している方は、他のサイトなども合わせて参考にされることをお勧めします。

また、世界遺産にご興味を持って頂けるような記事も書いて行きますので、ご関心がありましたら、ご一緒に取り組んで頂けると嬉しいです。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。

 

▶ 学習に便利な書籍紹介  

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世界遺産検定2級の出題割合(問題数60問、試験時間60分間)

・基礎知識:20% ・日本の世界遺産(23件):25% ・世界の文化遺産:35% ・世界の自然遺産 ・時事ネタ:10% (※世界の文化・自然遺産の出題範囲は300件が対象です)

初めに基礎知識日本の世界遺産23件を着実に習得して、時事ネタ(試験6ゕ月前からの新聞・ニュースなど参照)も合わせながら、全体の55%を獲得できる知識を身に着けることで、確実に合格圏内に近づきます。頑張れば1ゕ月程で試験対策ができます。