【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
鰹節の製法の考案者の命日に由来します。
「だし(出汁)」とは、昆布(こんぶ)や鰹節(かつおぶし)などを煮だした汁で、「だし」の「うま味」は和食の味の基本です。
「鰹節」は、だしに欠かせない食材の1つです。
江戸時代初期、紀伊印南(和歌山県印南町・いなみちょう)の漁民・角屋 甚太郎(かどや じんたろう)は、印南と土佐(高知県足摺岬)の漁場で過ごし、初夏から秋にかけて鰹が大量に釣れると、煮て乾燥して保存していました。
そこに、薪(まき)を燃やして、煙で燻(いぶ)して水分を抜く「燻乾法(くんかんほう)」を、1674(延宝2)年に開発します。
更に、2代目・甚太郎が父の志を継ぎ、青かびを付けて日光乾燥を繰り返す「燻乾かび付け法」を考案します。
この製法は、長期保存が可能となり、全国に広まりました。
1707(宝永4)年10月28日(旧暦10月4日)、南海トラフで宝永南海地震が発生、津波で2代目・甚太郎が亡くなり、その命日を「おだしの日」に制定しました。
南海トラフを震源とする宝永南海地震では、壊滅的被害を受けた印南町の人は、鰹節製造どころではなかったようです。
仕事を失った鰹節職人は、門外不出の鰹節製法を、鹿児島県・枕崎、静岡県・西伊豆、千葉県・南房総などに伝授され、その後全国に伝わったといわれています。
鹿児島県の鰹節製造は、全国の70%程を占め、更に静岡県を加えた2県では、全体の98%程になります。
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▶ 「だし(出汁)」に使われる主な食材
「だし(出汁)」とは、昆布や鰹節などを煮だした汁のことで、水やお湯を使って「うま味」を引き出したものが「だし」です。「だし」の「うま味」は、和食の味の基本となります。
「昆布」
乾燥させた昆布を使います。昆布にはグルタミン酸といううま味が多く含まれ、消化を促進する動きがあります。
「鰹節」
鰹を加熱・乾燥など加工したもので、世界一硬い食品といわれ、薄く削って使います。鰹にはイノシン酸といううま味が多く含まれ、体力を高め、血流をよくする働きがあります。
「煮干し」
イワシなど小魚を茹でて乾燥させたものです。イワシにはイノシン酸が多く含まれ、丈夫な骨や身体をつくり、血液をきれいにする働きがあります。
「干し椎茸」
干し椎茸は、椎茸を乾燥させたものです。グアニル酸といううま味が含まれ、血中コレステロールを下げる働きがあります。
「干しエビ」
海老を干したものです。グルタミン酸とイノシン酸を多く含んでいます。
(引用:一般社団法人 和食文化国民会議HP)
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。