【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
「細石」です。
国歌「君が代」に詠まれる「さざれいし」は、漢字では「細石」と書き、文字通り細かい石や小石を意味します。
「君が代」の歌詞は、「君が代は 千代に八千代に さざれ石の巌となりて 苔のむすまで」で、27文字からなります。
小さな「さざれ石」が、立派な「巌(いわお)」といえば?
(※巌(いわお)とは、ごつごつしている大きな岩です。)
さざれ石は、石灰岩の一種です。
石灰岩は、雨水に溶ける性質があります。
これは鍾乳石ができるのと同じ原理で、雨水に溶けた石灰質が、石灰岩の間を埋めて、徐々に固まって、1つの大きな岩の塊(巌)になるのです。
学術的には、「石灰質角礫岩(せっかいしつかくれきがん)」と呼ばれます。
歌詞の中で、小さな石が立派な巌になるまでの非常に長い歳月を、比喩的に表現しているのです。
更に、その上に苔が生えるまでの歳月も表現されています。
▶ 石灰質角礫岩(せっかいしつかくれきがん)
石灰岩の角礫(かくれき・角張った岩片)が固結した堆積岩です。
雨水で溶け出した炭酸塩鉱物が、コンクリート状に固まることで角礫同士を結合させて形成されます。
=== ここまで約320字です ===
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▶ 転石苔むさず
ことわざの「A rolling stone gathers no moss.」は、「転石苔むさず(てんせきこけむさず)」として日本語に翻訳されています。
「a rolling stone(転がる石)」は、「gathers no moss(苔を集めない)」という古いイギリスのことわざに由来し、「川の転がり続ける石には、苔がつかない」と意味になります。
頻繁に住所や職業を変えたりする人は、成功しないというもので、忍耐が重要であることを説くことわざです。
さざれ石は、長い歳月をかけて徐々に大きくなり、更に苔を生える年月を考えると、長い伝統や歴史を重んじる日本独特の表現といえます。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。