「小春日和」はいつ頃の天気といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳387】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
晩秋から初冬の穏やかで暖かな天気のことです。
小春日和(こはるびより)とは、旧暦の10月の別名で「10月らしい日」という意味で、新暦の11月から12月初め頃です。
つまり、小春日和が使われる季節は、春先ではなく、晩秋から初冬となります。
小春日和の意味は、この頃よく晴れた日で、穏やかで暖かな天気のことです。
「小春日和」の天気は、移動性高気圧に広く覆われて晴れた日、冬型の気圧配置が緩んで晴れた日など、風が弱く日差しを浴びると暖かく感じられる気候となります。
一方、「木枯らし」とは、西高東低の冬型の気圧配置で、今シーズン初めて吹く北よりの風で、やや強い風速8メートル以上の風のことです。地域により違いはありますが、東京地方では「10月半ばから11月末」に吹く風のことを指します。
「小春(こはる)」の「小(こ)」の接頭語には、名詞の上に付いて、物事の程度の小ささを表します。
同じような表現に、「小石(こいし)」「小雨(こさめ)」「小江戸(こえど)」などがあります。
「小春」は、春そのものではないけど、春のような温暖な気候を表現しているのです。
晩秋から初冬の寒い時期に、「小春」という温かみのある言葉には、日本人のセンスを感じますね。
ちなみに、英語にも小春日和の天候を表す言葉があります。
「Indian summer(インディアン・サマー)」や「A warm autumn day」などというようです。
=== ここまで約310字です ===
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▶ 歌詞に見られる「小春日和」といえば?
1977(昭和52)年10月1日にリリースされヒットした「秋桜(コスモス)」の歌詞に、「小春日和」が登場します。
秋桜(コスモス)は、秋に咲く桜と書きます。
季節は秋、結婚を翌日に控えた娘とその母親が、「小春日和」の一日の様子が描かれています。
年代的に50代や60代の人たちの中には、この歌を通じて「小春日和」という本来の意味を、学んだ人も多いかもしれませんね。
▶ 「秋桜」の歌詞(一部)
淡紅(うすべに)の秋桜(コスモス)が秋の日の
何気ない 陽溜(ひだま)りに揺れている
この頃 涙脆(なみだもろ)くなった母が
庭先でひとつ咳(せき)をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話 くりかえす
独り言みたいに 小さな声で
こんな小春日和の 穏やかな日は
あなたの優しさが 浸みて来る
明日(あした)嫁ぐ私に
苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。